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先月にシアトルで開催されたカジュアルゲームイベント「Casual Connect Seatle」の講演でアプリ分析サービスを手がけるAppAnnie社は世界各国のアプリ市場に関する多くのデータを発表しました。今回はそのデータより、世界から見た日本アプリ市場の特徴について分析します。
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                            画像引用元(App Annie

世界から見た日本のモバイルアプリ市場


突出した収益性の高さ


ゲームにおけるダウンロードあたりの売上
revenue_per_download_iOS

iOSゲームにおけるダウンロードあたりの売上を比較すると、日本は$1.90と他国と比較して非常に高くなっています。この数値はアメリカの3倍近い数値であり、中国の27倍に当たります。日本が非常に収益性の高い市場であることがわかります。

ランキングトップアプリの売上
#1revenue_iOS

また、ランキングトップアプリの売上では日本は1位の米国に近い値で2位となっています。米国のスマートフォン普及率は44%と日本の2倍以上であり、人口も日本の2.5倍です。この差をダウンロードあたりの売上の高さが補っていると言えます。また、平均アプリダウンロード数は日本は41本と米国の29本と比較して多いことも大きく寄与していると考えられます。 (データはOur Mobile Planetより)


市場規模と成長性を兼ね備える


ゲーム売上の成長が早い国
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ゲームアプリの売上が伸びている国を見ると、日本はiOSで123%の5位、Androidでは163%の3位となっています。また、トップ5にランクインしている他の国ではモバイルアプリ市場規模でトップ10に入っている国はありません。すでに世界2位の規模になっている日本のアプリ市場は規模と成長性を兼ね備えた魅力的な市場であると言えます。


高い人気のiPhone。Androidの収益性も悪くない。


iOSとAndroidでのダウンロード数と売上に占める割合
iOS_vs_Android
iOS_Android比率


OS別のアプリダウンロード数と売上を見ると日本は米国、英国と比較してiPhoneの占める割合が高いことがわかります(上図円グラフの赤)。しかし、スマートフォンのOSシェアのAndroid/iOS比を見ると、米国(1.25)、英国(0.97)に対して日本(1.41)のiOS比率は高くありません(上図表)。日本では平均アプリダウンロード数がAndroidは20本に対してiOSは80本という調査結果があり、この差が結果に大きく反映されていると考えられます。(データはOur Mobile Planetより)

一般的にAndroidはiOSと比較してダウンロード数に対して売上が上げにくいと言われています。ダウンロード数と売上に占めるAndroidの割合のRevenue/Downloadを比較すると、米国と英国が0.69であるのに対して日本は0.80とその値は高くなっています。また、日本のiOSアプリのダウンロードあたりの売上が突出していることを考えると、日本は他の2カ国と比較してAndroidで収益を上げやすいと言えます。


日本のモバイルアプリ市場は世界の中でもトップクラスの規模と成長性を兼ね備えた先進的なものであると言えます。また、Androidの収益性が他国よりも高いことは、そのシェアが世界で伸びている中で大きく注目するべき点です。今後、世界のモバイルアプリ市場がますます大きくなるにつれ、先進的な日本市場で活躍する企業にはより大きなチャンスが期待できます。





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About the Author
Wataru Tanaka is the chief editor of Social Game Report and writes about mobile social gaming. He works at Mynet Japan, a social game developer. His vision is to create worldwide network and enhance the industry, take it to the next level where everyone can enjoy communicating each other through games.