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スマートフォンゲームでヒット作を生み出しているガンホー・オンライン・エンターテインメント。『パズル&ドラゴンズ』はApp Storeの売り上げランキングでトップを維持し、『ケリ姫クエスト』はiOSとAndroid合わせたダウンロード数が200万を超えました。今回はこの2タイトルに共通して見られると特徴について分析します。

パズドラ0ケリ姫0
                                     画像引用元(4gamer.net

2つのヒット作に共通するゲームデザイン


 ガンホー・オンライン・エンターテインメント(以下、ガンホー)が提供しているスマートフォンゲーム『パズル&ドラゴンズ』と『ケリ姫クエスト』はともに非常に高い人気となっています。この2つのゲームはそれぞれ3マッチパズルと投射ゲームに、コレクション要素やガチャシステムを組み合わせているという特徴を持っています。今回はこれ以外の共通した特徴について紹介します。


『パズル&ドラゴンズ』のコンティニュー


『パズル&ドラゴンズ』(以下、『パズドラ』)はiOSアプリとして提供されているゲームであり、今年2月にリリースされると、現在までに100万ダウンロードを突破し、App Store売り上げランキングでは常に上位にランクインする大ヒットになっています。

『パズドラ』は同じ色の石を並べて消すパズルゲームにキャラクター収集や進化・合成による強化などのカードバトルゲームに多く見られる要素を取り入れています。プレイヤーは5体のモンスターでパーティを組み、ステージに挑みます。そこでは複数回の戦闘を行い、最後に現れるボスモンスターを倒すとクリアになります。各戦闘でモンスターを倒すとコインやモンスターの卵を落としますが、これらはステージをクリアしなければ手に入りません。つまり、ボスを倒す前に負けてしまうとそれまでのコインや卵などの戦闘の成果を得ることができない仕組みになっています。

パズドラ1 パズドラ3 パズドラ2

ここで重要になるのが「コンティニュー」です。プレイヤーは戦闘で負けても、課金アイテムである「魔法石」を使用することによってもう一度その続きからやり直すことが可能です。また、このとき敵に与えたダメージはそのまま残っているため倒しやすくなっています。戦闘の成果を無駄にしたくないユーザーは「コンティニュー」したくなるでしょう。また、何のモンスターが手に入るのかはあらかじめプレイヤーに分かるようになっているため、それが欲しかったモンスターであるときにはその気持はいっそう強くなるでしょう。


『ケリ姫クエスト』の「経験値玉」


『ケリ姫クエスト』(以下、『ケリ姫』)はAndroidとiOSでリリースされており、現在では200万ダウンロードを超える大ヒット作になっています。このゲームは「Angry Birds」に代表される投射ゲームの一種であり、姫が弾となる「兵士」を蹴り飛ばして敵を攻撃します。「兵士」には武器、防具、特技の「装備」があり、これらは経験値を獲得することによってレベルを上げることができます。

『ケリ姫』では経験値システムに特徴があります。このゲームでは敵を倒すと「経験値玉」を落とします。これはステージをクリアしなければ手に入れることはできず、また戦闘に負けると「コンティニュー」できることは『パズドラ』と同じですが、『ケリ姫』ではそれに加えさらなる要素が見られます。

ケリ姫1
ケリ姫2ケリ姫3

獲得した経験値玉は戦闘終了後にコインを消費して割ることによって武器などのレベルを上げることができます。コインはステージでの戦闘で手に入りますが、それだけでは手に入る経験値玉に対してコインが不足します。得られた経験値をフルに活用するためには課金によってコインを購入する必要があります。


このようにガンホーのヒット作にはプレイヤーの「もったいない」という気持ちを換起するゲームデザインを行なっており、そこに課金のポイントを持ってきていることが『パズル&ドラゴンズ』の高い売上を支えていると言えます。





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About the Author
Wataru Tanaka is the chief editor of Social Game Report and writes about mobile social gaming. He works at Mynet Japan, a social game developer. His vision is to create worldwide network and enhance the industry, take it to the next level where everyone can enjoy communicating each other through games.