[読了時間:2分]

appMobi社は6/5~7までの3日間アメリカで開催されていた世界最大級のゲームイベントであるE3で「Boom Town」を発表しました。
このゲームの最大の特徴はHTML5を用いて、ひとつのソースコードで複数のフォーム向けに開発された点です。今回はこのクロスプラットフォームを使ったソーシャルゲームの可能性について考えます。

BoomTown_Devices
                                                                                                                               画像引用元(appMobi
appMobi社はHTML5によるアプリケーション開発を効率化させるクラウドプラットフォームであるappMobiを提供しています。これを用いて開発されたのが「Boom Town」です。

「Boom Town」は現在iOS、Android、Facebook、Chrome上からプレイすることが可能です。また、Facebookログインを使いプラットフォーム間でゲームプレイ状況を瞬時に同期することができます。これはHTML5で開発された初めての本格的なクロスプラットフォームゲームであると言えるでしょう。

         
                                                                                                 動画引用元(appMobi

簡単に複数のプラットフォームに向けてゲーム開発を行えることの利点としてまず思いつくのは、そのリーチできるユーザー数の多さでしょう。iOS、Android、Facebook、Google Chromeでプレイできる「Boom Town」の潜在ユーザー数は15億人にものぼります。

今回はこれ以外にソーシャルゲームだからこそ生かせる点を考えます。


プレイ頻度を高める


ソーシャルゲームの多くはカジュアルゲーマー層をメインターゲットにしており、一回のプレイ時間が短くてもプレイしやすいようにデザインされています。このため、ユーザーのスキマ時間にいかにプレイしてもらいやすくするかは非常に重要です。

現在、国内のソーシャルゲームはモバイルが中心ですが、クロスプラットフォームで展開することによって、例えばPCブラウザでFacebookのチャットで返信を待っている間や、動画の読み込みを待っている間にゲームの続きを簡単にプレイすることができます。これはユーザーのプレイ頻度を高め、強いエンゲージメントを生み出します。



リアルの関係を持ち込む


ソーシャルゲームの大きな魅力のひとつは多くの人とのゲーム上での交流です。ゲームで新しくできた友達とプレイすることもそうですが、リアルで付き合いのある人とソーシャルゲーム上でもつながっていることはゲームをプレイするより強い動機になります。

プラットフォーム横断的にゲームを提供すれば、持っているデバイスに関わらずプレイすることができるため、友達と同じゲームを遊べる可能性がグッと上がります。

また、「Boom Town」のようにFacebookと連携させれば、先日公開された「App Center」によってゲームが見つけやすくなるほか、友達同士でゲームに関連した多くのコミュニケーションを起こすことが期待できます。


クロスプラットフォームゲームには魅力が多いですが、個々の環境に合わせて開発する手間がその普及を阻害しています。今回のappMobiで開発された「Boom Town」のようにひとつのソースコードで開発できる技術が普及すればより多くのゲームが複数のクロスプラットフォームでリリースされるでしょう。


【関連記事】
Facebook App Centerで押さえておきたい3つのポイント
Facebookの「App Center」を支える新機能
ヒットメーカーのFacebook活用法





Take a look at these Recommended Articles!

We Tweet News on the Social Gaming Market !


About the Author
Wataru Tanaka is the chief editor of Social Game Report and writes about mobile social gaming. He works at Mynet Japan, a social game developer. His vision is to create worldwide network and enhance the industry, take it to the next level where everyone can enjoy communicating each other through games.