[読了時間:2分]

中国モバイルインターネット市場は急成長しています。2011年の第4四半期にはスマートフォンの出荷台数で米国を超えて世界一になり、市場規模は前年から35%成長して1兆円を超えました。この市場に多くの企業が乗り込んでいますが、成功している例は多くありません。

今回はPopCap社が『Plants vs. Zombies』をどのように中国市場でヒットさせたかについてまとめました。

Plants-vs-zombies2

中国アプリ市場攻略3つのポイント


ローカルSNSを活用する


中国ではモバイル端末でSNSを利用している人が多く、この活用が非常に重要です。中国ではTwitterとFacebookは規制のために使用することができず、代わりに類似のサービスが人気となっています。特に3億人以上のユーザ数を誇るマイクロブログ「Sina Weibo(新浪微博)」と1.5億人以上が利用する実名制SNS「RenRenWan(人人網)」の影響は非常に大きなものです。
 
『Plants vs. Zombies』を中国でオープンした際にはRenRenWan上で利用できるようにしただけではなく、米国版にはない箱庭ゲームの要素を加えました。これによってソーシャルアクションをおこし、リリース直後から大きな話題を呼ぶことに成功しました。

PvZ-social-town-screen-shot
                             画像引用元(Inside Social Games

翻訳以上のローカライズ


中国でアプリを出す際には現地語に翻訳することはもちろん重要です。現在、中国App Storeで売上のトップ30に入っているアプリはすべて中国語タイトルであり、英語のものは存在しません。例え世界的に有名なアプリでもそのタイトルを中国語にする必要があると言えます。

また、中国へのローカライズは翻訳だけでは不十分です。アプリのストーリーラインを中国文化に根ざしたものにすることも重要です。『Plants vs. Zombies 』では万里の長城を舞台にし、キョンシーなどのキャラクターが登場する『Plants vs. Zombies Great Wall Editon』も中国でリリースしています。また、三国志をモチーフにした『Plants vs. Zombies Kingdoms』のリリースも予定しています。

plants-vs-zombie-great-wall-big
                                画像引用元(TECH IN ASIA

海賊行為を必要以上に恐れない


人気のアプリに対しては、多くの偽物が出回ります。また、これらは無料で出されることが多いため、有料アプリは見向きもされない状況になり、基本無料でアプリを出す必要が出てきます。しかし、重要なのは品質で勝負することであり、追加コンテンツの課金でも収益を上げることは十分に可能です。

また、海賊行為は人々が何を必要としているかを教えてくれることもあります。『Plants vs. Zombies』では無許可でそのTシャツが多く出まわるようになったのを見て、公式グッズの販売を始めました。これは現在では重要な収入源の1つになっています。

-Zombies-prizes-627x418
                                   画像引用元(PC GAMER


PopCap社の売上は年間80-160億円と言われており、その中で中国市場の売上が全体の11-12%を占めるそうです。Halfbrick社も大人気ゲーム『Fruits Ninja』に中国文化の要素を多く取り入れたアップデートを予定しています。成長を続ける中国市場はますます注目を集めています。


@SocialGameRepoでもモバイルアプリ、ソーシャルゲームに関する役立つ情報を発信しています。

【関連記事】DeNAが開拓する巨大市場中国

【参考記事】
Tapping into the future(CHINA DAILY USA)
PopCap Launches Plants vs. Zombies on RenRen, Don't Hold Your Breath For U.S. Release(Inside Social Games)
Localizing Plants vs Zombies for China, and PopCap's Plans for APAC(TECH IN ASIA)






Take a look at these Recommended Articles!

We Tweet News on the Social Gaming Market !


About the Author
Wataru Tanaka is the chief editor of Social Game Report and writes about mobile social gaming. He works at Mynet Japan, a social game developer. His vision is to create worldwide network and enhance the industry, take it to the next level where everyone can enjoy communicating each other through games.